国公立大学や私立大学問わず、医学部受験において理科系科目はマスターしておきたいところ。

ただし、入試では化学・生物・物理・地学から2科目を選択するシステムとなっています。受験科目の特性上、化学はほぼ必須と言って過言ではありませんが、2科目目に物理を選択する受験生は少なくありません。

「物理におすすめの参考書や問題集が知りたい」

「どの参考書や問題集を使えばいいのかわからない」

そのように悩んでいる受験生は多いのではないでしょうか。

そこで本コラムでは試験で物理の選択を検討している方のために、おすすめの参考書や問題集を全11選紹介します。

選び方のポイントも解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。

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医学部受験の物理参考書のおすすめ3選

まずは医学部受験の物理でおすすめの参考書を3選紹介します。

セミナー物理

引用:Amazon

「セミナー物理」は第一学習社が出版している参考書です。物理の基礎から入試レベルの学習内容を網羅できる一冊となっています。

まとめ、プロセス、基本例題・問題、発展例題・問題、総合問題の5つで構成されており、段階的に学習が可能です。

すべての例題に解説動画付き。掲載されている二次元コードから視聴できます。

解答編が別冊として付属されており、冒頭に解答、次に指針・解説の構成で理解を深められるよう配慮されている点もポイントです。

「大学入学共通テスト対策問題」の特集ページもあり、本格的な入試対策にも重宝するでしょう。

物理のエッセンス

[力学・波動]

引用:Amazon

河合出版の「物理のエッセンス 力学・波動」は、要点を絞った解説で定評のある参考書です。

応用力を磨くというより基礎を固める要素が強く、大学受験を本格的に始めようとしている方におすすめ。

力学分野は医学部試験でも出題頻度が高いため、理解を深めるのに役立つでしょう。イメージが掴みにくい波動分野では図解の割合を増やしているのが本書のポイント。

波に関する現象を視覚的に理解できるように工夫されています。

一方で公式の導出はやや物足りないという見方もあります。ほかの参考書や教科書を併用して理解を深められるようにしましょう。

[熱・電磁気・原子] 

引用:Amazon

「物理のエッセンス 熱・電磁気・原子」も「力学・波動」と同様に基礎から学べる参考書です。

熱や電磁気・原子の分野を徹底的に基礎からやり直したい受験生におすすめです。

中でも熱や原子の分野で躓く受験生は意外に多いですが、本書では身近な現象を例に挙げて法則や学説を説明。

感覚的な理解が身に付き、問題を解くうえで欠かせない思考力も習得できるでしょう。

ほかにもミスしやすいポイントや知っておくとお得な情報なども掲載されています。

また、ページ数は158ページと参考書の中でも薄いため、物理に対して苦手意識が強い方も取り組みやすいでしょう。

医学部受験の物理問題集のおすすめ9選

以下では、医学部受験に活用できる物理問題集のおすすめ9選を紹介します。

良問の風

引用:Amazon

河合出版が手掛ける「良問の風」は物理の理解を深められる問題集です。

難問よりも出題頻度の高い問題やオーソドックスな問題を中心に構成されており、さらに応用のきく問題を154題収録。

難易度でいえば先述の「物理のエッセンス」よりは高く、後述する「名問の森」よりは易しめの位置づけにあります。

分野ごとの問題数はやや少なめですが、その分解説が充実しているため演習より自習におすすめです。

巻末には論述問題が掲載されています。さらに、近年の入試問題も取り入れるなど、本書一冊で十分な物理問題の対策ができるでしょう。

名問の森

 [力学・熱・波動I]

引用:Amazon

河合出版が手掛ける「名問の森」は難関大学突破を目指す受験生向けの問題集で、基礎から学ぶというより、基礎を完全に理解している方向けです。

レベルでいえば中級~上級にあたるかもしれません。

先述した「良問の風」をマスターしてから取り組むとさらなるレベルアップが図れるでしょう。

入試問題の中から超良問を厳選。力学分野では45題、熱分野は16題、干渉を除く波動分野を14題収録しています。

解答・解説においては問題の重要度や問題のレベル・題意の指摘・根底にある考え方などが詳しく記載されている点も特長です。

 [波動II・電磁気・原子]

引用:Amazon

同じく河合出版が手掛ける「名問の森」の波動II・電磁気・原子シリーズです。入試問題の中から超良問を厳選。

干渉の波動分野は9題、電磁気分野を46題、原子分野を14題収録されています。問題は4段階のレベルにわかれており、自分の学力に合わせて取り組めます。

ヒントの部分は解法の指針になるため、難なく正解した問題についても読み込んでおくのがおすすめです。

難関大学向けの問題が掲載されており、本書を突破できれば難関大学への合格も期待できるでしょう。

物理の良問問題集

引用:Amazon

「物理の良問問題集」は旺文社から出版されている問題集です。問題編は200ページ、解答・解説編は224ページの大ボリューム。

問題編と解答編は2冊に分離させることができ、使い勝手にも優れています。

問題数は全部で250問。物理の基礎を含めた問題を3段階のレベルで掲載しています。

確認問題は基本事項の確認、必須問題は入試に出題される典型的な問題となっており、レベルアップ問題は解いておくと入試で差を付けられるでしょう。

また、学習ナビゲーターを活用すれば解きたい問題を効率よく探せる点もポイント。「必ず解いた方がいい100問」は入試の直前対策にも役立ちます。

物理基礎問題精講

引用:Amazon

「物理基礎問題精講」は旺文社から出版されており、1998年の刊行から続くロングセラー問題集です。

大学入学共通テストや個別試験の出題傾向を分析したうえで、出題頻度の高い基本的な問題を105題収録。

基礎レベルの問題が中心となっているため、物理に苦手意識が強い方も取り組みやすいでしょう。

見開き2ページ構成で精講から解説への2段階解説です。

大事な公式や重要ポイントは枠組みで見やすく掲載されているため、物理に対する理解を深めながら効率よく学習できるでしょう。

まずは物理の基礎から固めたい方におすすめです。

物理標準問題精講

「物理標準問題精講」は旺文社から出版されている問題集です。私立や国公立の難関大学を目指す方向けのハイレベルな問題を収録。

解答解説が280ページ、問題が集約されている別冊は168ページとボリュームが大きいながらも問題数は98問、演習目的にはやや物足りない印象かもしれません。

ただし、難関大学の合格のわかれ道となり得る良問を厳選しているため、量より質を重視する方におすすめです。

公式や解法を詳しく取りあげるなど、丁寧な解説もポイントのひとつ。自分で考えて解く力を身に付けられるでしょう。

物理重要問題集

引用:Amazon

数研出版が手掛けている「物理重要問題集」は、難関大学入試に対応した問題集です。新課程に対応しており、入試問題から156題の良問を厳選。

問題は標準的なA問題と応用力を試せるB問題にわかれています。

マスターしておくべき問題には「必解」印があり、全86問を掲載。最終章には「考察問題」として、思考力や判断力、表現力を発揮できる問題も集約されています。

さらにQRコードからヒントを閲覧することも可能です。また、解説自体はシンプルにまとめられているため、解説の見やすさより問題数の多さを重視する方に適しています。

難問題の系統とその解き方

力学・熱・波動

引用:Amazon

「難問題の系統とその解き方 力学・熱・波動」はニュートンプレス社が出版している問題集です。ハイレベルの中でもさらにハイレベルな問題を集約。

「名問の森」「重要問題集」よりも難易度は高めです。

ページ数も400ページ近くあり、ボリューム感では群を抜いています。

受験勉強を始めたばかりの方にはおすすめできるとは言い難く、ほかの問題集を終えてから手を付ける方がいいかもしれません。

東京大学や京都大学など難易度の高い国公立大学の医学部を目指す方、物理で高得点を狙いたい方向けといえるでしょう。

電磁気・原子

引用:Amazon

同じくニュートンプレス社から出版されている「難問題の系統とその解き方 電磁気・原子」。

66j0jjp今までは「力学・熱・波動」と一冊に集約されていたのが新装第3版から別々にリニューアルされました。

難問題の系統や解き方が集約されており、93の演習問題が収録されています。

「力学・熱・波動」と同様に難易度はかなりハイレベルとなっているため、東京大学や京都大学などの難関大学を目指す方向けといえるでしょう。

難しいと感じたら無理に解こうとせず、過去問にとりかかるなど、自分のペースでこなすのが得策です。

医学部受験における物理の参考書・問題集の選び方のポイント

以下では、医学部受験における物理の参考書や問題集の選び方のポイントを解説します。

自分のレベルに合った参考書・問題集を選ぶ

医学部受験においては基礎的な問題から応用力を必要とする問題まで、幅広く出題されることが予想されます。

最終的には応用問題まで難なく解けることが理想ですが、最初から応用問題を解こうとする必要はありません。

最初は自分のレベルに合った参考書や問題集を選びましょう。

自分のレベルに合っているとは学力的な意味はもちろんですが、自分のモチベーションを下げることなく解ききれるかがポイントです。

「分厚い方が燃える」という方であればボリュームのある参考書や問題集を選んでもいいでしょう。

反対に無理なくコツコツ進めたい方であれば、やや薄めの参考書や問題集から取り組むのがおすすめです。

解説がわかりやすい参考書・問題集を選ぶ

解説がわかりやすい参考書や問題集を選ぶことも大切なポイントです。

医学部受験を突破するためには得意分野は確実に点を取り、苦手分野は最小限まで克服する必要があります。

難易度の高い問題にも向き合わなければなりませんが、解説がわかりにくい参考書や問題集だと学習が思うように進まなくなってしまいます。

そのため、参考書や問題集を選ぶ際は解説がわかりやすいものがおすすめです。

問題冊子より解説冊子のボリュームが大きければ、解説が充実している可能性が高いといえるでしょう。

文字ばかりの解説ではなく、図解や色分けなど工夫がされていると視覚的にも覚えやすく、受験対策に役立ちます。

医学部受験の物理参考書・問題集のおすすめまとめ

本コラムでは医学部受験の物理参考書や問題集のおすすめを紹介しました。

「セミナー物理」「物理基礎問題精講」のような基礎から学べるタイプ、「良問の風」のような中級者向け、さらには「物理標準問題精講」「難問題の系統とその解き方」のようなハイレベルなタイプなどさまざまです。

自分のレベルや受験までの期間を見ながら、参考書や問題集を選ぶようにしましょう。

物理の参考書や問題集選びで迷ったらアガルートメディカルに相談するのがおすすめです。

アガルートメディカルは映像授業とコーチングの2つの指導方法で医学部受験の合格をサポートしてくれます。

自分に合った参考書や問題集選びのアドバイスも行ってくれるため、気になる方はお問い合わせから始めてみてください。

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